EPAとDHA

イヌイット
カナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族のイヌイットは野菜はほとんど摂らず、アザラシなどの肉が、主食となっている。
其れにもかかわらず、牛、豚、羊など肉食中心のヨーロッパ人より、心筋梗塞になる方が非常に少ない。
調査の結果、イヌイットの血液中に含まれるEPAが、ヨーロッパ人に比較して、多いことがわかってきた。彼らの摂っているEPAは、アザラシなどが主食とする青魚に由来することがわかってきた。

EPAの働き
EPAは、人間の体では合成されにくい必須脂肪酸であり、血管・血液を健康に保ち、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」「血管年齢を若く保つ」「心臓病・脳梗塞を防ぐ」「動脈硬化を防ぐ」などの効果ある。

油の多い魚は、EPAがたっぷり。100mg中に含まれるEPAの量
まいわし-1,381mg 本まぐろ(トロ)-1288mg さば-1,214mg まだい-1,085mg
ぶり(天然)-899mg さんま-844mg さけ-492mg あじ-408mg かれい-210mg
ひらめ-108mg かつお-78mg 本まぐろ(赤身)-27mg ふぐ-4mg

EPA・DHAの適切な摂取量について
厚生労働省は、国民の健康維持を目的とした基準の中で、DHA・EPA合わせての目標摂取量を1日1gと推奨しています。1日3g以上の摂取は避けるとしているところもあります。
余談ですが、私、医療用のEPA(ジェネリック)を1日3回(600mg×3)を、1ヶ月以上服用して、γ-GTPが異常値まで上昇した経験があります。個人差があるとは思いますが、要注意です。

DHA
脳や網膜などの神経系に豊富に含まれている栄養素であることがわかりました。注目されたきっかけは、「日本の子供の知能指数が高いのは、漁食の影響ではないか」と、考えられたことです。

DHAとEPAの違い
EPAの血液健康な状態にするという働きについていえば、DHAはその働きを完全にカバーするものではないと考えられています。
食品からEPA/DHAを摂取すると、血液中のEPA濃度は比較的順調に上がっていきますが、DHAの濃度はあまり変化しません。

成人には、EPA、乳幼児にはDHA
EPAは純度がほぼ100%の濃度の医薬品で研究が行われ、人が食べるとどうなるかと言うことが、わかっています。
DHAでは100%濃度のものでの研究がほとんどなく、EPAも混ざった漁油による研究の結果が語られているのが実情である。
結果として、DHAで確定的にいえるのは脳や神経に存在すると言うことまでである。
すなわち、現時点では体のできあがった成人の健康にはEPA、脳が作られる成長期の乳幼児にはDHAと言うことになる。

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